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《報告》’12市民おひさま発電所フォーラム「市民による電力自給を目指して」
2012年10月14日(日)13時30~
市民おひさま発電所フォーラムを開催しました。
第1部はドキュメンタリー映画「シェーナウの想い」を上映しました。
チェルノブイリ原子力発電所事故後にドイツの小さな市シェーナウで、お父さんやお母さんたちが「自然エネルギー社会を子ども達に」という想いから、再生可能エネルギーによる電力会社を作った話です。
数々の困難を豊かな知恵と工夫と粘り強さ、ドイツ全土からの支援も受け乗り越えて、今では再生可能エネルギーによる電力供給会社として市の大きな電力需要をまかなっているそうです。
その過程の熱い取り組みの様子が冷静なトーンで語られており、上映後の会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。
また、シェーナウ市民グループの中心メンバーのウルズラ・スラーデックさん(2011年緑のノーベル賞とも言われる「ゴールドマン環境賞」受賞)の福島第1原発事故後に寄せられた力強いメッセージが本編の後に上映されました。
第2部は飯田市を拠点に市民ファンドによる自然エネルギーの普及を促進する「おひさま進歩エネルギー株式会社」の谷口彰さんのお話を聞きました。
2004年にエネルギーの地産地消を目指すNPO法人南信州おひさま進歩が設立され、寄付を資金として私立明星保育園に第1号おひさま発電所が設置されました。
その翌年、環境省の「環境と経済の好循環の街モデル事業」に飯田市の応募が採択され、おひさま進歩は会社を立ち上げて、全国初の市民出資による太陽光発電を実現してきました。
市民、全国からの高い関心のもと、2011年度までに250ヶ所、1,595kWの太陽光発電が公民館、児童センター、保育園、民間事業所などに設置導入されました。
現在は「おひさま0円システム」「メガさんぽおひさま発電所プロジェクト」などが行われているということです。
講演後谷口さんに会場の多くの方から様々な質問が寄せられ関心の高さが伺われました。
※ 「シェーナウの想い」上映をご希望の方は下記にご連絡を。
無料でDVDの貸し出しがされます。
連絡先: 自然エネルギー社会をめざすネットワーク
Email naturalenergysociety@gmail.com
http://www.geocities.jp/naturalenergysociety/
※ 「おひさま進歩エネルギー株式会社」 について
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.ohisama-energy.co.jp